こんにちは、Tomokiです。
一億人の英会話ってどんな参考書?
一億人の英会話はどんな人にオススメ?
他の英会話参考書と何が違う?
今回は英会話参考書「一億人の英会話」をレビューします。
初心者向け英会話参考書としてとても役に立つ参考書ですが、
私は中級者以上の方にもかなりオススメだと思っています。
参考までに、私はこの本を870点を保持していた時に購入しましたが、かなりためになりました!
では早速参りましょう!
一億人の英会話って何?
「一億人の英会話」とは、
英文法書のベストセラー「一億人の英文法」の著者である大西泰斗さんが出版された
話すための英会話参考書です。
特徴は以下の三つだと記載されています。
- 最も合理的・汎用的な「話すため」の基本例文
- 語順・配列の全パターン(全64文型)を収録
- 全例文を覚えれば英語が話せるようになる
要は、
話すために必要な要素を全部詰めこんだよ!
ということですね。
今回は、実際に使ってみて感じたメリット・本書をオススメする人を紹介します。
是非ご参考ください。
本書のメリット
英文法を復習しながら英会話力を鍛えられる
本書は英会話に焦点を置いた参考書ですが、英文法の解説もされています。
大学受験まで英語学習をしてきた方でも、いざ話すとなると、
「あれ、oftenってどこに入るんだっけ…」
「不定詞と動名詞の使い分けがいまいちわからない…」
となることは多いです。
本書ではそういった疑問を抱えずに進めることができます。
英会話を学びつつも英文法を復習できる、まさに一石二鳥の参考書です。
ただ、一般的な英文法書ほどの解説はありませんのでご注意ください。
参考までに「一億人の英文法」と比べたら感覚的に情報量は5分の1以下だと思います。
あくまで文法書を一冊終えた方向けの簡単な解説という位置付けです。
英会話参考書「〜フレーズ集」との違い
最近では「ネイティブがよく使う〜フレーズ集」という本が多く出版されています。
日本にいながらナチュラルな英語表現を身につけるために非常に役に立つ本ですが、
英会話初心者の方にはオススメしにくい本だと思っています。
なぜなら、
多くの本は例文のみで「どうしてその語順になるのか」といった解説が省かれているからです。
そのため根本的な英語力向上につながりにくく、
学んだフレーズを応用させることが難しいです。
「たくさんフレーズを覚えたけれど、実際に使いこなせない」と感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。
その原因は文法の理解不足である可能性が高いです。
英語の成り立ちを理解せずにフレーズばかりを覚えても、応用することは難しいです。
「〜フレーズ」系の参考書は、英文法のベースをある程度マスターしたうえで学習することをお勧めします。
基本例文を通して応用力が身につく
本書の特徴の一つに、”語順・配列の全パターン(全64文型)を収録”というものがあります。
どんなに複雑に見える文章も、「基本的には64パターンに分けることができる」ということを仰っています。
したがって、本書の登場する例文をきちんと理解できれば、
当てはめる単語を変えるだけでオリジナルの文章が作れるようになるよ!ということですね。
例えば、
「形容詞修飾<形容詞+名詞>」を説明するページの例文に
”I usually don’t eat spicy food.”(普段辛いご飯を食べません)
という例文があります。
この例文「構造」を理解することができれば、何通りもの文を自分で生み出すことができるようになります。
ここでいう「例文の構造」とは
<形容詞+名詞> のことですね。
形容詞は名詞を修飾するための単語であり、多くの場合は形容詞の後には名詞が繋がります。
この仕組みを理解できれば、
甘いものを食べない方なら
“I usually don’t eat sweet food.”(普段甘いものを食べません)
でもいいですし、
「普段ジャンキーなものを食べない!」と言いたいのであれば
“I usually don’t eat junky food.”
でもいいですね。
このように、一つの例文の”構造”を理解することができれば、後は好きなように当てはめるだけです。
当たり前だと思った方もいると思いますが、
ここをきちんと理解し、アウトプットできるかどうかで英語表現力が決まります。
基本は馬鹿にできません。
音声ダウンロードが可能
本書には、PC、スマホから音声データが用意されているため、シャドーイング等を活用することで効率的に英語学習を進めることができます。
構造を理解できたら、ひたすら声に出して自分のものにしていきましょう!
一億人の英会話はどんな人にオススメ?
英会話を始めたが、文法で言葉に詰まることが多い方
「最近オンライン英会話を始めたけど、言葉に詰まってしまい言いたいことが言えない。
何かいい参考書ないかなあ、、、」
こう思ってこの記事にたどり着いた方もいると思います。
原因はいくつか考えられますが、
経験上、主に「語彙不足」「背景知識不足」「文法力不足」
に分けられると思います。
今回は「文法力不足」の部分に焦点を当ててお話しします。
大学受験用の文法書を一通り覚えて、たくさんの時間を費やしても、実践的な英会話力は身につきにくいです。
なぜなら、
大学受験用の英文法書に目的は受験に合格することであり、話すことに焦点を当てていないからです。
英会話力を伸ばすために「量」をこなすことは非常に大切ですが、
「何で学ぶか」は同じくらい大切です。
繰り返しで恐縮ですが、「一億人の英会話」は、話すことに焦点を当てた参考書です。
インプットした文法をアウトプットするための橋渡しとして大きな役に立つはずです。
文法基礎を終えたばかりの方
この記事を読んでいる方にとって
そもそも文法を学ぶ理由は、
「英語を話せるようになること」
だと思います。
つまり、学んだ文法を自分のものにしていく必要があります。
そのような方にとっては間違いない参考書になるでしょう。
多くの英文法書はインプットが目的のため
- 例文パターン量
- アウトプットのしやすさ
に欠けます。
したがって、本書を活用することで学んだ文法を自分のものにしやすくなりますね。
「一億人の英会話」で英会話力を向上させよう!
「一億人の英会話」は英語初級者〜中級者の方へ幅広くオススメできる参考書です。
気になった方は是非チェックしてみてください。
それではまた!